2018/05/17

スーパーカブ ビッグバルブヘッドと純正部品(タイカブ仕様) 平成30年5月17日

スーパーカブ90を今の85ccから97cc(タイカブ仕様)にしたい。
これが「腰下の加工無し」での純正仕様の最高峰?らしい。

これの完成を目指してちまちま計画を練ってきたがまだ下準備が終わらない。

組み込む部品番号を調べるのもすごく気を使う作業である。
しかも毎日使う車両だけに1日で分解から組戻までが終わらないといけないし、もちろんちゃんと走れないといけない(部品が足りなかったり適合しないとアウト!)

ほんと言うと最初はシリンダーキットだけで、後は純正部品を再使用する予定で気軽に始めた。

しかし色々調べていくにつれ、「シリンダーとピストンをポン付け」だけでは非常に心配になってきた。


純正鋳鉄シリンダーからアルミ製へ変更。
とても軽い。

万一このアルミ製の耐久性が悪かったり焼き付いたりした時の事を考えて
通常の真っ黒鋳鉄製シリンダーブロックも入手済み。
くっそ重いのであまり使いたくない(耐久性はこちらが上か?笑)

ビッグバルブヘッドも投入。
この100EX用シリンダーヘッドが最適と判断。

キックスピンドルやセルモーターの負担を減らすためなのか、自動デコンプ機構が付いている。


このヘッド、バラして確認してみると結構重要な部品が入っていない事に気が付いた。
バルブスプリングの下に敷いてある薄いワッシャ。
品名「バルブスプリングシート」という部品が組み込んでない。



は?
逆さに振っても出てこない。
ない!(笑)

一瞬「無くてもいいか~」って思ったけど…いやまて。
アルミ地金に鉄のスプリングがもろにガシガシ当たって、絶対ヤバいって!


はい。素直にスプリングのシート投入。

あれ!カムスプロケット中心のノックピンも付いていない。
う~ん。無くても…。

微妙にセンターずれますし…。
はい。ノックピン投入。

あとは。


最期までどうするか悩んだ7mmスタッドボルト。
100ccになると標準の6mmスタッドだと締め付けが充分にできずオイル漏れをおこすとか…。

根元は6mmだがアタマの所だけが7mmである。
腰下はネジを切り直すなどはしなくていい。
ただこれに換えるには「ノックピン・ヘッドボルト・ダブルナットで締め込むための7mmナット1個」が必要になってくる。

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【考察】
50~90の普通のカブはヘッドナット4本の内、3本が袋ナット。
何故か右下1本だけが普通のナットで、これを使ってスタッドボルトのダブルナット攻めができる。

ちなみに「ダブルナット用」に1本だけ普通のナットなのではなく「絶対にここからはオイルが出てこない場所」が理由である…らしい。

へええ。

それに何万台も作っるとなると袋ナットよりもわずかでも安いからコスト削減もあるんでしょう。
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なのに100EXは4本とも袋ナットなのである。
他に7mmを使っている箇所は無い。
これは困った。

むー

7mmナットは探すのに苦労した。
ネットでは売っているが送料考えると馬鹿みたいに高い。
知らない人はホムセンのネジ売り場に行けば~?って思うかもだけど
M6やM8はあってもM7は置いていない。


これが苦労して探し出した貴重な7mmナット。 90202-KV3-000
純正部品なのでこんなものが一個140円もするがウエビックで他の部品と一緒に注文できたので送料も浮いた。
ちなみにアマゾンにも同じものがあったけど…送料込み1個800円ぐらい。
バカか!(@_@)

7mmにしたら当然ノックピン6mmじゃ入らないだろう。
全とっかえ。



ヘッドワッシャも7mm。
みんな大好き銅製ワッシャ。


ヘッド袋ナットも7mm。


 必要な部品を揃える…と。



高っ😟

でも、まだまだ。

ヘッドを適正に締め付けるには「トルクレンチ」が必要。
オーバートルクが一番怖い。

が、持ってない(T_T)

借りるか「手ルクレンチ」でいこうかと思ったがエンジン弄るとなるとこれから先も必要なため
考え直し、購入。

安物だけど必需品
 一家に一本。トルクレンチ !\(^o^)/


思ったよりもずいぶんでかいなあ…。
まあ、0.7kgからいけるのでエンジン周りにもこれで大丈夫…?

さあ、これで準備できたはず。
うまく組めますように…なむ…😇

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