2019/02/15

スーパーカブ リーファン125 中華エンジン1P52FMI-C 初期オーバーホール 2 エンジン開梱~クラッチ・オイルポンプ周り

このシリーズの最初はこちら

待つこと数日。

エンジン来ましたー♪
たぶんくっそ重いと思ったので配達の方に気を使って車で宅配便の営業所まで取りに行きました。

奥の棚から受け取りカウンターまで運んできてくれた受付のおねいさんが死にそうになってました。
ごめんなさい(笑)

さて、ごたいめーん!\(^o^)/
おー、なかなか立派です。


やっぱり重い!

以前友人のセルなし50ccのエンジン積み替え時にちょっとだけ持たせてもらったことがあるのですが、セルモーターの分を差っ引いてもそれよりかなり重い感じです。

出品者様によるとわたしが思う一般的な中華エンジン使用前の常識である【内部の状態確認・点検・部品交換】(いわゆる初期オーバーホール。目視点検でのバリ取りや各種パッキン類の交換)については「わざわざ新品エンジンを開けなくてもいいのではないか?わたしはやらないです」との返答をいただきました。

これは耐久性が重視されるスーパーカブに「箱出しポン付け」でもイケるという事で…
品質には相当な自信があるに違いありません。
この出品者様から買って良かった!

でもそれとは別の理由で(内部構造のお勉強)のために、素人なりにバラしてみたいと思います(笑)
それと後々エンジンが劣化したときのためにホンダ純正のパーツとの互換性がどのくらいあるのかもある程度は知っておきたかった。

それではレッツ!エンジン開けていきましょう。


まずは遠心クラッチカバーを取るところから。

ケースが歪まないように気をつけてボルトを順番にゆるめる。
ボルトは頭に全てリーファンのロゴあり。

最初に開ける前に底のドレンを外したのですが、タラタラっと少し出た程度でオイルはほぼ抜いてくれていました。

ただ少し残ってたオイルは臭くて黄色くてサラサラ。
噂通りのオイルですが、まあこれは輸送中の防錆用オイルなんだと思います。

なおエキゾーストの穴で確認したのですが、指でグリグリしたらちょっと付く程度のほんの少しのススっ気がありました。
付属のプラグにもわずかに点火の跡がありましたので工場出荷時に少しだけ始動点検のために火が入ってるものと推測。
あまり熱がかかっていないためか、ガスケットは張り付くことなくきれいに取れました。

遠心クラッチです。


外径寸法、中のプレートやスプリング類も全部外してみましたがほぼホンダ純正と同じみたいです。
すり減ったときの部品調達には困りませんね。

鬼門のひとつ。遠心フィルターのプラスネジ、カバーも労せず外せました。
バカトルクはかかっていないようでひと安心。
鬼門の2つ目、センターのロックナットも想定内の力で外せました。


裏から見るとでっかいサークリップ?で固定しているタイプだ。



このサークリップは手持ちのリングプライヤーは小型のために届かなくて
「あー!どうしよう!?」と焦りまくり(^_^;)

でも外周のセットリングだけ取ればサークリップは外さなくてもクラッチプレートは抜けましたww
ここらへんは普通はフリーになってたと思ってたんですけど…新型?

クラッチを外すと見慣れない右の樹脂ギヤ。
ここがこのエンジンの一番特徴的だと思ったオイルポンプです。


普通の横型エンジンは(上から見て)左側のカバーの奥にあるスプロケット+スピンドルを介してオイルポンプを回すと思うのですが、こいつは奥に見えるクランクシャフトに直付けのポンプ専用ギヤ?から直接駆動しています。


ギヤの中には(中央部分だけ?ですが)一応金属板らしきものがインサートされていました。

リーファンがどのエンジンのやり方をパクったのかよく分かりませんが、軸を介さない分だけ駆動ロスは少ない気がします(気持ち程度?)

でもクランク軸の金属ギヤに対してポンプの樹脂歯がとても脆そうに見えてちょっと心配ではありますね…。
欠けた時の事を考えて部品が出るのか探しましたが、とりあえずは入手できそうでした。
いつ入手不可になるか分からない部品だけに予備でひとつ買っとこうかな?

※追記:普通に乗る分には全然壊れませんw心配しすぎました↑

プライマリードリブンを外してクラッチのセンターのギヤを抜いてみると。


こんな所にもちゃんとクロスハッチ(ホーニング?)がしてあるんですね。


たぶん普通の事なんだろうけど、知らなかったんで、つい。

つづく…

#中華エンジン
#初期オーバーホール

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